最初の予定では年内に終わっているはずだった春姫殿。
なのに、とっくに年が明けたというのに未だ原型すら出来ていない体たらく。
12月は全然作業の時間が取れなくて気ばかり焦っていたが、もうしょうがないので少しずつちんたらやっていたら前回の更新から二か月以上経ってしまった。
これだけ間があいているのに、春姫殿の見た目はたいして変わっていないという悲惨さに絶望して、もう責任をとって腹でも切ろうかと思った。
が、誰に頼まれたわけでもなく自ら勝手に作っているのに何に対して責任を取るのかわからない上に、春姫殿がつるっぱげのままで放置されることになる。
それではあまりにも不憫なので、とりあえず腹を切るのは完成するまでは保留にすることにして頑張っていく。
さて、残る髪の毛に取り掛かる前に、春姫殿にあまり似てないという致命的な問題に取り掛かる。
口を少し小さく、目を少し細く修正。
あとは、毎日凝視して気付いた時にまた修正する。
前髪をエポキシパテで大まかに盛り付け。
徐々に整えていく。
狐耳をつける。
耳が付いて、やっと今自分が作っているのは春姫殿だと認識できるようになった。
正直、今までは少し気を抜くと何を作っているのかわからなくなっていたのだ。
後ろ髪を盛っていく。
ここで問題発生。
髪が首飾りに干渉しないか確かめるために装着したら、見事に干渉していてバキッといってしまった。
まあまあ、こんなのはよくあること、と平静を装い修復に入る。
よりひどく壊れてしまい、一瞬カッとなりかける。
が、すぐに持ち直して作り直す。
そもそも、いまいちピタッときてなかったから作り直すつもりだったけどね、と念仏のように唱えながら...
今度は素材をポリパテに変えて、はめ込む首のところに段を作り、少しでも壊れ辛くした。
次に複製する時に上手くいかなそうな横っちょの髪を分割して髪は大体終わり。
軽く組み立て。
一応は春姫殿に見えるということにしておこう。
...続く