前回から1ヶ月も間があいてしまったが、細々と作り続けて大分出来てきた春姫殿。
いい加減後回しにしていた分割をやらなければならない。イヤだけど...
そもそも、ある程度形になってきた人を切り刻むという行為が、自分がサイコキラーになってしまったようで嬉しい...じゃなく、胸が張り裂けるように辛いのだ。
そんな辛い思いでやっているからか、大抵分割はうまくいかないので、やりたくなくてギリギリまで粘ってしまう。
それでも結局はやらなきゃならないので、覚悟を決めて取り掛かる。イヤだけど...
はい、めちゃくちゃ...
だからイヤなんだよ。
この分割の何がムカつくって、芯にした針金。
針金を気が違ったように必死になって切っていて、正気に戻るとあの有様。
針金を手刀でサクッと切れるスタンドなり念能力なりが私にあればこんな悲惨なことにはならないのに...
と、現実逃避をしていても仕様がないので、修復に取り掛かる。イヤだけど...
あらかじめ石膏で型をとってあったので、前と同じようになるはず。
接合面も作りながら直していく。
かなり時間がかかってしまったが、なんとか修復完了。
次に首飾りというか、首輪的なものをエポキシパテを削って作る。
こういう薄くて小さいものはすぐ欠けてイラつくので、なるべく負荷がかからぬようにナイフの刃を新しいのに変え、万全を期して取り掛かる。イヤだけど...
慎重に少しずつ削っていったのだけど、結局途中で2回ほど欠けてイラつく。
次に足元。
まず、草履のソールを決める。
ていうか、草履もソールと言うのか?
ソールに合わせて上物と足袋をやる。
一応出来たので、着物と合わせてみる。
ここで問題発生。
細足2本で全体を支えるのが厳しくて心許ないのだ。
今回こんな分割にしたのは、薄いパーツ(今回でいえば着物)をあまり作りたくないという横着心から。
どうにも薄いパーツは複製がうまくいかないイメージがある上、着物なら丈が長いので中が見えないから良いだろうとこんな風にしてしまった。
結果グラグラするようになってしまった訳だが、今更やり直すのはイヤ。
なので、苦肉の策として両足をくっつけて1つのパーツにすることに。
少しは安定してくれればよいが。
なんか変。
イヤだけど仕方がない、今回はこれで勘弁してもらおう。
それと、途中から気付いていたが、後回しにしていた着物の丈が短いのも直す。イヤだけど...
裾丈を直した後全身をみてみると、今度は腕の長さが気に入らぬ。
まあこの案件も薄々気付いてはいたが、他の部分を作っていくうちに大丈夫になるのでは、という都合の良い期待をしていた。
が、いつになっても大丈夫になるどころか、腕が長すぎることが気になって気になって、終いにはもういっそのこと春姫殿は狐人ではなく、テナガザル人ということにして更に腕を長くしてしまおうか、と思い始めるに至って、さすがに気が違ってきていることに気付きちゃんと直すことにする。イヤだけど...
また壊して短く作り直す。
これでバランス的に少しはマシになったとは思うけど...
残るは髪の毛のみと相成った。
...続く