さて、今まで上手くいったためしがない型取りに入っていく。
まずはスカートを初挑戦のオーバーフロー方式でやってみる。
厳密にいうと、ヴァイオレットちゃんの時にどうにもならなくなってそれに近いことはやってみたことはあるのだけど...
フリルとその上に被さるビラビラを粘土埋め。
シリコーンを流す。
こいつは結構シリコーンを食うかも。
他は粘土埋めの面倒臭さを回避する為に、透明シリコーンを使って裂き型を試みる。
これもヴァイオレットちゃんの時に盛大に失敗しているので、その反省を活かして......
気泡地獄。
全く失敗を活かせていない。
試しにレジンを流してみたが、気泡の跡の穴ぼこだらけで使い物にならぬ。
前回から日にちが経ち過ぎていて、失敗を忘れてしまったようだ。
何という愚かさだろう。
真空おひつを狂ったようにシュポシュポやったのだが、粘度が高いわ、すぐに固まってくるわで気泡の塊が大量に出来てしまった。
シリコーンを無駄にして買い足さなくちゃならないショックと、型を切り裂く時に傷がついてしまった原型を修正しなくちゃならない鬱陶しさに完全にやる気を消失。
気泡の塊とか型取りの道具などの上に布をかけて見えないようにして、現実逃避。
数日の間、被せた布も視界に入らないように生活していた。
が、扇風機を回した拍子に布の裾がヒラヒラと舞い、猫がそれで遊んでいるうちに爪が引っかかり取れてしまう。
目に入ってしまったものは仕方ないので、いい加減現実逃避はやめにして作業に復帰する。
透明じゃないシリコーンを注文して粘土埋め。
途中、位置合わせのダボを打ち忘れたり、細かいミスがありつつなんとか型取りを終えてレジン流し。
やはりすんなりとはいかず、空気抜きを大量に彫り加えたりしてどうにか複製完了。
とりあえず余りに酷いパーツは無いようだ。
ここまで、猛烈に時間がかかってしまい、既に新しいクールのアニメが始まっていて『魔法少女特殊戦あすか』の記憶が薄れてきているが、早く丁寧に色塗りをして次回で完成としたい。
...続く