タイトルに書いたままなのだけど、先日ホームセンターに行った際、うんこを漏らしてしまった。
これからその顛末を記していくわけだが、その前に本屋に行くとうんこがしたくなる現象について少し書こうと思う。
本屋に一度も行ったことがない人にとっては、何のことだかわからないだろうからね。
本屋に行くとうんこがしたくなる現象は、かなりの昔から一部では大いに議論されてきた問題で、一応「青木まりこ現象」という名称がついている。
何故青木まりこなる人物の名がついているのかは面倒なので省くが、この現象の原因としては、紙とインクの匂いが便意を促す、リラックス感によってうんこしたくなる、プレッシャーに耐えきれなくなって漏らしてしまう、などそれ以外にも沢山の説が提唱されてるようだ。
それにもかかわらず、今もって明確な原因は特定されていない。
ということは、この現象は人類にとってかなりの脅威となる問題であって、何故もっと大々的に真剣に議論されないのか不思議でならない。
この原因が解明されれば、重度の便秘症の人も苦しむことがなくなるかもしれないのだ。
実際便秘気味の私自身、溜まりに溜まった状態なのにどうしても出ない時に本屋などに赴いて、便秘を解消することもある。
それに例えば、この現象を知らない強盗犯がもし本屋に強盗に入ったりしたら大変だ。
人質にとられた店員、客、更には強盗犯自身も猛烈な便意に襲われて、警官が突入した時には全員がうんこを漏らしている。
更に警官達も次々と漏らし、突入した後中々出てこないのを訝った第二突入隊も漏らし、という凄惨な状況になってしまう。
そんな惨事を招かない為にも一刻も早く解明されることを願わずにはいられない。
そして私の見解としては、本屋に限らず売り物がズラリと並んだ棚を、目当ての品を探して横に移動しながら凝視する、という行為が便意を誘発するのではないかと思っている。
どういう理屈かはわからないが。
先日ホームセンターに行った時に、うんこを漏らしてしまったのが一つの証拠だ。
最近は本を買うのにもっぱらamazonを利用しているので、ほとんど本屋に行かなくなってしまった。
ので、「青木まりこ現象」とはおさらばだったはずなのだけど、今度はホームセンターに行くと同様の現象が起こるようになってしまったのだ。
これも「青木まりこ現象」なのか、それとも全く別のメカニズムを持った現象なのかわからぬが、それを考えても仕様がないのでホームセンターには覚悟を決めた上で赴いていた。
その日も覚悟を決めてホームセンターに行ったわけだが、目当ての品を探しているうちに想定よりも早く便意が襲ってきた。
これはマズイと直感し、持っていたカゴを電球売場に捨て置いてトイレに向かう。
尻の穴を限界まで締め、出来るだけ上下動を押さえた氷の上を滑るような歩き方で。
それでも一歩一歩進む度に「ブッ!ブッ!」とガスが漏れ出ているのを感じる。
ようやくトイレにたどり着き、ズボンとパンツを下ろし愕然とする。
とてもじゃないが少量とは言えない量のうんこがパンツにべったり付着しているのだ。
まぁ薄々わかってはいたが...
誤算としては完全に緩いタイプだったということだ。
結果、パンツを捨てるという選択肢もあったが、悪いことにその日は購入したばかりのパンツをはいていたのでそれも出来ず、異臭を撒き散らしながら何食わぬ顔をして買い物を続行した。
帰って洗濯機を回し、ホームセンターでうんこを漏らしてしまうのは何現象と言うのだろうと考えながらシャワーを浴びた。