ベアゲルター フィギュア製作 その0

 

 

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半年もかかってなんとかヴァイオレットちゃんを完成させたばかりだが、継続して手を動かさないと技術の向上は覚束ぬので反省もそこそこに次にいこうと思う。

 

ヴァイオレットちゃんを拵えている時から、次は違うテイストのあまり可憐じゃなく、つよい感じがいいなと思っていた。

加えてアニメっぽ過ぎず、完全なるリアルでも無く、その中間的な感じ。

 

色々考えた末、漫画『ベアゲルター』に登場するキャラクターを作ってみることにした。

理由としては、上記の条件を満たしているし、当然この作品が好きだから。

 

この『ベアゲルター』は『無限の住人』『波よ聞いてくれ』などで有名な沙村広明先生の作品で、現在4巻まで出ている。

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この表紙からしてわかるように、つよい女のはなし。

キャッチコピーは“叛逆ずべ公アクション”。

エログロバイオレンス全開な感じなのだが、注目したいのはバイオレンスの部分。

3巻のあとがきに「派手な動きのある外連味のある格闘技」について、沙村先生自らの造語「HUKAK」というのを用いて並々ならぬ思い入れが書かれている。

例えば、カンフー、カポエラ、カラリパヤットなど。

作中ではそれらの「HUKAK」と証される格闘技が大暴れするのだが、総合格闘技の登場以降、実戦では弱いと言われるようになったことが納得出来ないのだという。

 

全くもって同意見だ。

ジャッキーチェンの映画を観てプロレスに熱狂し育った私は、猪木のプロレスこそ最強との言葉を信じていた。

が、総合格闘技黎明期にプロレスラーが惨敗を喫し続けたことに落胆し、刃牙の地下トーナメントで猪木、馬場がそれなりの強さをみせたことに少し溜飲を下げ、桜庭の活躍に喜んだりしているうちに総合格闘技も成熟してきて、UFCの隆盛により総合格闘技という1ジャンルとしてすっかり定着した。

そして最初の頃にあった異種格闘技戦的な要素があまり感じられなくなり、総合格闘技の選手同士の戦いが洗練されていく。

だが、

違うスタイルの強者同士が、それぞれの特徴をぶつけ合うというのも観たいではないか。

私のような古い人間は、異種格闘技戦と聞いただけで居ても立っても居られなくなってしまうのだ。

まあ実際の異種格闘技戦は、見栄えのするような戦いにならないことの方が多いのは確かだが。猪木vsアリのように。

そこで、現実では見れないようなものを見せてくれるのが、漫画やアニメだと思う。

 

話を『ベアゲルター』に戻すと、この作品の中では、

チャイナドレスのカンフー美女vsカポエラ使いのハンサム、

太ったおばさんのカラリパヤット使いvsロシア軍隊格闘術システマ使いのヤクザ

など、通常世界ではあり得ないようなことになっている。

どれもみんな強く描かれていて心踊るのだ。(太ったおばさんは強すぎる気もするが...)

 

そんな強烈な世界観の中の誰を選ぶかなのだが、最初は中国人カンフー使いの睫毛(ジェマオ)さんにしようと考えていた。

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大抵の男は次に生まれ変わったら、チャイナドレスになりたいと思っているはずだ。

見ての通り彼女の武器はヌンチャクと鉄砲が合体したもので、履いている靴からは電流が放出されるという恐ろしさなのだが、カップ焼きそば好きという私と共通する可愛らしいところもある。

 

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睫毛さんをよく観察する為に1巻から読み直していると、だんだん心に迷いが生まれてきた。

ドイツ人女性のトレーネさんも良くなってきてしまったのだ。

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この人は色々と尋常ではない。

特別何かの格闘技を習得しているわけではないのだが、右手の義手で掴んだものはプラズマ切断してしまうし、左目は潰れているのだけど必要に応じてカメラ付きや爆発するタイプの義眼を入れたりできる。

 

どちらにすれば良いのかわからなくなってしまったので、とりあえず手元にあった筆ペンでササっと写し書きしてみた。

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なぜ睫毛さんの腕を黒く塗ってしまったのかわからぬが、ここで閃いたのだ。

 

胸像にすればいいんじゃないか、と。

下半身を作る手間をもう1人に回せば、2人とも作れるんじゃないか、と。

更に余力があれば、日本人の忍さん、拷問担当の韓国人ソリちゃんなどもいけちゃうのではないか、と。

 

そうと決まれば、材料はいっぱい余ってるので早速作り始めようと思う。

 

 

これだけ書いといてなんだが、沙村先生の作品の中で一番好きな登場人物は『無限の住人』の槇絵さん。

好きな作品は『波よ聞いてくれ』です。

 

 

...続く

 

 

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