最近あまり時間が取れない上、前回書いたようにエアーブラシの取り扱いに苦慮しているざまで、全然はかどらない。
ので、その16から随分と間が空いてしまった。
とりあえず、ちょっとした時間を見つけて先に筆で塗るやつをやっつける。
機械の手。
傘
手袋が紫すぎるので、後で塗り直し。
エアーブラシでスカートを塗っていく。
白にほんの少し青を混ぜて吹いていくが、下地の白の上に乗ってるのかわかりづらい。
ファレホの甘い香りで塗料が出ているのはわかるので、何回か薄く吹き重ねていく。
フローインプルーバーの投入で大分マシにはなったが、ニードル先端をこまめに拭かなくてはならないのはやはりめんどくさい。
表を一通り塗ったが、下地とあまり変わらないような...
影色をもうちょい濃くして重ねてみる。
加減がわからん。
まあ少しはマシになった気はするが、それよりファレホをハンドピースに入れたままちょっと置いとくだけで固まってきてしまい、エアブラシクリーナーで何回かうがい洗浄しても全然落ちなくなって大変だった。
結局ツールクリーナーで洗浄を数回繰り返し、固まった塗料を浮かせてきれいにしたが凄く時間を食ってしまった。
茶色のラインと裏地を塗るにあたり、練習もかねてマスキングをする。
際の部分をやるだけで数時間。
なんとか終えて、エアーブラシ。
薄々予想してはいたが、ラインはガタガタ、所々マスキングの隙間を縫って茶色が漏れている。
あんなに時間がかかったのに...
凹凸曲線のマスキングは難しいということは学べたが、結構つらい。
筆で修正する。
これ以上はやればやるほど汚くなる気がするので、今の私の技術ではこれくらいが限界かと。
次に下半身をやっていく。
が、塗った後爪でも当たったのか、気づいたら塗装が剥げてたり。
完全硬化する前のファレホはあまり塗膜が強くないようなので、気をつけなければこうなる。
ということで、塗り直し。
ここらへんは基本的にみえないところなので、サラッと済ませたかったのに中々うまくいかぬ。
塗装を剥がしていると、ブーツの紐の境目がサーフェイサーで埋まってしまいブーツ本体とくっついている感じなのが目についた。
一瞬見なかったことにしようと思いかけたが、どうせここまで時間がかかっているのだからちゃんとしようと思い直す。
紐の境目を一個一個ヤスリで擦った。
一見只のシャープペンシルだが、コイツは0.4mmのダイヤモンドヤスリなのだ。
細かい所に重宝する。
自らの造形の甘さにゲンナリし、意識朦朧になりながらチマチマ擦り終えて塗り直しをはかる。
腿の肌色を塗り、その上に缶のつや消しクリアーを吹きかけた。
が、
未だ意識が朦朧としていたらしく、ファレホの塗膜の上にうっかりスーパークリアーつや消しをかけてしまう。
すると、みるみるうちにひび割れていく。
ヴァイオレットちゃんの太腿が...
模型などをやる人にとっては当たり前のことなのだろうけど、まるで初心者の私にとっては水性アクリルの上にラッカー系を塗るのはダメとか法則がよくわからぬが、今回身をもって学んだ。
またまた塗り直し。
もうやり直しは勘弁なので、慎重に腿、ニーハイ、ブーツと塗っていく。
ざっと色を乗せたところだが、やはり作りの甘さとマスキング技術がないので境目がガタガタ。
なので、ブーツの紐を筆塗りしながら直していく。
ステッチやリボン結びなどもちょこちょこ塗り、ブーツを半ツヤにしたつもりなのだがちょっと光りすぎかも。
軽くツヤを調整して、スカートと合わせてみる。
ちょっと写真が暗いけど、とりあえずヴァイオレットちゃんの下半身完成なり。
あとは上半身、顔、髪なので、次回で終わりに出来ればと思ふ。
...続く