季節の変わり目といえば、アニメの変わり目だ。
すでに新番組が続々と始まっているが、前クールは視聴してたものが少なく、その分今迄未視聴だったものをdアニメで結構観れたのでその点は良かった。
ファフナーシリーズや、超電磁砲シリーズ、シリアルエクスペリメンツ レインなどを視聴。
どれもそれなりに見所があった中、私の心に刺さったのは超電磁砲、いや白井黒子だ。
そもそも禁書目録が私は好きではない。今季新作をやるようだけれど。
ので、当然超電磁砲は無視していた。タイプ的に主人公の御坂が好きじゃないし(クローン御坂は最高)、女子学生の日常がメインのお話なんて40なかばのオジンが喜んで観るものでもない。
が、超電磁砲は評価が高いとのことで観てみると、本元の禁書目録なんかより全然良かった。
まあ、元々あのシリーズの設定は良く出来ていると思うけど。
御坂の傲慢さが鼻につき、イライラすること多数なのだが、それを補って余りあるのが白井黒子の存在。
白井黒子は一見、過剰に変態さが強調されているが、強さ、賢さ、厳しさ、優しさなどのバランスがとても良い。
さらに面白いときてるので、すっかり気に入ってしまい、あまり出番が無いときは画面に向かって「ビリビリはいいから、黒子を出せ!」と叫びながら観ていた。
なので、今季始まる禁書目録は好きではないが、おそらくとても少ないであろう黒子の登場だけを拠り所に観ることにする。
前期観ていたものの中では、「ハイスコアガール」が私くらいの年代の人間にはとても懐かしく、源平闘魔伝などとても好きだったのを思い出した。
ギャグ的な感覚はあまり好みではなかったが、主人公ハルオの母親の「びっくりしすぎて、おしっこ漏らしながらゲロが出たわよ」という台詞は酷くて気に入ったので、調べたら白井黒子と同じ声優さんではないか。
新井里美さん、すばらしい。
始まる前は「オーバーロードIII」を楽しみにしていたのだが、期待してた割にイマイチだったのは残念。
そしてこれも残念なのが、「シュタインズゲートゼロ」が終わってしまったことだ。
まさかこの歳になって、鳳凰院凶真の復活で滂沱の涙を流すことになるとは思わなかった。
復活は予想できたが、21話まで引っ張りに引っ張ったおかげで物凄いカタルシスだった。
このアニメは毎度毎度、最終盤にならないと面白くならないのか、まったく。
まあ、終盤の面白さはそれまでの長い伏線あってのものなのだが。
私としては、見事な清心斬魔流の剣士になったルカ子が見れたのも良かった。
ストーリー的なことは私ごときが今更語るまでもないので置いといて、シュタインズゲートゼロを観て最高だったのがなんといってもフェイリス。
あれだけ長いこと湿っぽい岡部だったのに、彼女は凶真と呼び続け、いざ復活したらすかさず厨二病的設定を口にする。
その場面は結構切迫しているので、完全に無視されていたが、そこがまた良かった。
毎週楽しみにしていたフェイリスが終わってしまい、しばらくは寂しいけれど、ゴールデンカムイもまた始まるることだし新番組のチェックに勤しみたいと思う。