猫よ、頼むからもっとゆっくりしてくれ

最近家に帰るのが恐ろしい。

 

家では11歳になる雄猫が一人で留守番をしてくれている。

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うちの猫はとにかく食い意地が張っていて、冷蔵庫を開けて入っているものを食べようとしたり(今はストッパーを付けている)、私の好きな「緑のたぬき」を器を噛みちぎって硬いまま食べてしまったり(今はカップ麺も冷蔵庫に入れてある)、私がジャンボ餃子弁当を食べている時に電話が鳴り、ちょっと目を離した隙に餃子を盗んで食べてしまったり(今は細心の注意を払って食べている)とそういうエピソードは枚挙に暇ない。

 

1日の食事の回数も今や8回にまで増えてしまっている(カロリーハーフのフードで、量も少なくして太り過ぎないようにしている)。

 

そんな風によく食べるものだから、当然たくさんうんこする。

猫がうんこをした直後猛ダッシュする「うんこハイ」という有名な行動があるが、これにはいくつか理由があるらしい。

自らの匂いの中でも最大戦力である強烈なうんこの匂いのする場所から一刻も早く離れて、敵に見つからないようにするとか、排泄した爽快感から猛ダッシュするなどなど。

 

うちの猫は子供の頃はうんこにちゃんと砂を掛けていたのだが、いつからか一切砂を掛けなくなって、し終わった瞬間猛ダッシュ。

 

猛ダッシュするコースはいつも決まっていて、トイレを出た後大きくカーブして最終目的地の爪研ぎまで走り、大声で鳴きまくる。

のだが、その第1コーナーにうんこが落ちているのだ。

 

まあ、高齢になってきてキレが悪くなり、第1コーナーで大きくカーブした遠心力で最後の一欠片がポロリと落ちるのだろう。

と思いながら片付けていたが 、段々と落ちているうんこの量が多くなってきた。

 

トイレを出てすぐのところから第1コーナーまでポロポロと2、3個落ちていたり。

基本的に第1コーナーにしか落ちてないと思っていた私は何回か踏んでしまったり。

 

これは、キレが悪くなってきているというだけでなく、ダッシュするタイミングが早すぎるのではないかと思い、猫に言い聞かせた。

 

「ロケットスタートを決めたい気持ちは良くわかるが、それではフライングになってしまうから、もうちょっとゆっくりうんこをしてくれないか」と。

 

猫はゴロゴロと喉を鳴らしていたので、理解してくれたものだと思っていた。

 

 

それが、昨日家に帰ると驚愕の光景が目に飛び込んできた。

 

トイレの出口から第1コーナーまでに大量のうんこ。

トイレの中には一粒だけしてある。

 

今までは、トイレに大量にした残り物が外に落ちていたのが、完全に逆になってしまっているのだ。

これは、走りながらうんこをしているということで、もうフライングどころじゃないし、違う競技になってしまっている。

 

床の上の大量のブツを茫然と眺めている私の足もとで、猫は大声でニャーニャーと鳴いて「腹減った」アピールをしている。

ウロウロしながら、足に頭を擦り付けてくるのを黙って見ていると、私のことしか見ていない猫が、床に転がる自らのうんこを前足で蹴り飛ばしていた。