やっと全パーツが出来たのは良いのだけれど、よく見ると小さい気泡がいっぱいなのだ。
ポリパテの嫌なところですな。
ある程度埋めながらやってきたつもりなのだが、あいつらはとにかくしぶとい。
ラッカーパテを楊枝で擦り込んでいたが、埒があかないので指で塗りたくってやった。しかも意味無く全面に。
この色、まるで『シュタインズゲート』に出てくるゲルバナナだ。
もちろん私の指もゲルバナナ化して、シンナーじゃないと落ちなくなってしまった。
余談だが、『シュタインズゲート ゼロ』は16話以降俄然盛り上がってきましたな。
やっていて気がついたのだが、スカートに入るラインの筋を彫るのを忘れていたので同時に彫っていく。
が、かなりの曲面な上に、内部に隠れている気泡に引っかかって全然上手くいかない。
ガタガタでズタズタのボロボロになってしまい、またもや癇癪を起こしそうになったが必死にこらえ、埋めて彫ってを黙々と繰り返す。
一体スカートに何日かかったのだろう、なんとか見れるくらいにはなった。
ヴァイオレットちゃんの中で、抜群に広い面積を持つスカートが出来たので、あとはチャチャっとやって遅れを取り戻そうとした矢先に今度は目が気に入らぬ。
というか、おかしいのに気づいたというべきか。
仕方なく修正し始めたら、頬の高さとか鼻とか口も弄り始める始末。
一体何回直せばいいのだろう。まるでエンドレスエイトだ。
何時間も何時間も苦労した甲斐があり、少しはマシになったと思う...いや、マシになったはず......誰かマシになったと言ってくれ!
正直、あまりにも弄り過ぎて、もう似てるのかどうかもわからなくなっているのだ。
一旦顔のことは忘れて、失敗した下着類の模様を埋める。
そして密かに気にはなっていたが、無視していたものをやる。
鞄のステッチだ。
少し凹ませ穴を開けて良しとしていたのを、どうせ時間がかかっているのならちゃんとやってやれということで、糸をつけた。
注射器的なやつに車補修用の光硬化パテを詰めて、チマチマと糸をつけていく。
日光に当てて硬化させたのをヤスリで整えていくが、イマイチ思い描いたようにならぬ。
何時間もかけて、しまいには泣きながら擦り続けるが、やればやるほど酷くなっていくような...
結局やり直し。
ベースも作っていく。
100均で買った型にポリパテを流す。
あまり時間をかけたくないのでシンプルに。
これくらい気泡や傷がすぐ埋まってくれればどんなに楽か。
これにて表面処理終了、レジンに置換すべくシリコーン型突入。
粘土埋め超めんどくさい。
...続く