さてさて、
やっと上着に突入。
まずは盛る、何は無くとも盛る、盛りまくる。
で、お決まりの盛り削りのループ。
肩幅が狭い。
脇を成形する為に、腕を一旦切る。
前回こしらえた集塵ボックスを早速使ってみたのだが、アクリル板の窓が内側から曇ってしまい危うく自分の手を削りそうになってしまった。
ので、
風呂の鏡に使う、曇らないスプレーを吹きかけて当面は凌ぐことにする。
上着の大まかな感じは出来てきたので、細かい部分もやっていく。
胸の下に付くベルトの金具を作る。
余ったパテを棒状にしたやつを、篆刻で使う印床でとめて彫っていく。
大きさの比較。
ベルト&スカーフ。
切り離していた腕をくっつけて皺感を出して、肩の別素材(スカートのヒラヒラと同じと思われる)の部分を別パーツにする為掘り込んだ。
肩からぶった切って、別素材をはめ込んでみる。
それにしても、ヴァイオレットちゃんの服は仕組みがいまいち良くわからんね。
続いて右腕もやろうとして、すっかり忘れていたことを思い出した。
せっかくだから、機械の手をこしらえようと思っていたのだった。
どう作ろうか悩んだが、最初に作った右手を機械化していこうと思う。
余ったエポキシパテを薄い板状にしてあったやつから、籠手のパーツを切り出した。
籠手に細長い穴を開けるのに失敗して、パテを盛ってやり直す。
この穴の部分、何かに似てると思ったら、まるでロビンマスクの額の部分ではないか。
指は0.55mmの針金に盛っていく。
上の写真の4本生えてるやつを削っていく。
その横のゴミのようなブツは、腕に付くリボンの原型。
太さ1mm、長さ6mmの機械の指の形を出していくのは中々面倒だ。
持てる忍耐力の全てを使ってチマチマ削り、小さく切ったヤスリでチョコチョコ擦り、ロビンマスクに植え付けていく。
極小のリベットを打ち付けて、なんとか形にはなった。
腕と合体させて、整える。
次に首にぶら下げる、ギルベルト少佐に買ってもらったブローチを作る。
ブローチの台座の装飾も彫ろうとしたのだけど、小さすぎて私の腕では無理のようなので、泣く泣く諦めた。
これで上着は大体出来たので、傷や気泡を埋めていく。
今まではタミヤのラッカーパテを使っていたのだが、あの白いやつは痩せが酷くてムカつくから別のを購入。
ポリパテと同じロックのラッカーパテ。
どうだろう、このデカさ。
果たして、1mmに満たないような穴を埋めるのに、こんな巨大なものを買う必要があるのか。
ヴァイオレットちゃんよりデカいじゃん。
穴埋めのみに使っていたら、使い切るのにフィギュアを一体どれだけ作らなきゃならんのだろう。
もし作りに作りまくって、こいつを空に出来たなら、きっとその頃には私は目をつぶってもフィギュアが作れるような漢になっているだろう。
...続く