ヴァイオレットちゃんのフィギュア製作をしていて、困ったことがある。
一番はどうにもヘタクソだということなのだが、まあそれはどうしようもない。
思えば最初はスカルピーを使ってやっていくつもりだったのに、気づいたらポリパテを使っていた。
ポリパテをリューターでガリガリ削ると、粉塵が凄い事になる。
それは部屋中を覆い尽くし、視界を遮り、ドアの位置もわからなくなり、まるで迷宮に迷い込んだように作業部屋から出ることもままならない。
嫌々ながらマスクをしているにもかかわらず、口の中にも侵入してくる有様で、ピンク色の粉を大量に摂取した私は、ピンク色の排泄物を垂れ流すという、ある意味ポップでおぞましい事態になるのだ。www.yabunira.xyz
このまま死の灰を浴び続けていては、ヴァイオレットちゃんを完成させる前に、私の身体全体が魔人ブゥのようにピンク色に染まってしまうということになりかねない。
只、私とて死の灰に蹂躙されるのを丸腰で眺めていたわけではない。
フィギュア製作の諸先輩方のブログなどで学んだ対策は一応取っていた。
PCファンを使用した簡易集塵機を、作業机としているsingerのミシン台に設置していたのだ。
この机は、天板が開くようになっていて、ミシンが入る場所に穴が開いているので、そのスペースにカインズホームのハードボックスの蓋部分にファンを取り付け、更に木材を重ねてビスでとめた。
下に水を張ったハードボックスの下部分が付くようになっていて、それを大きなビニール袋で覆って使用していた。
この力作も、軽くヤスリがけをするくらいならそれなりに効果的なのだが、リューターでガリガリゴリゴリにはさすがに歯が立たないのだ。
それで結局は死の灰を撒き散らすことになってしまっているので、更に対策を打つことにした。
密閉した箱の中に、死の灰を閉じ込める為の集塵ボックスだ。
これも調べてみると、諸先輩方が色々やっているので参考にさせていただく。
これの製作に大量の時間を使うなら、その分ヴァイオレットちゃんを進めた方が良いので、簡単なものにしようと思ふ。
材料。
カインズホームのハードコンテナ#25 980円、ダイソーの排水溝カバー2個、家にあったアクリル板、以上。
まず排水溝カバーを取り付ける場所に穴を開ける。
私の腕と装備では、きれいな丸には出来ぬと判断し、六角形に開けることにして、排水溝カバーに付属していた段ボールを切る。
それを両面テープで貼り付け、リューターとホットナイフを駆使して穴を開ける。
穴の上に接着剤で排水溝カバーを貼り付ける。
隙間を埋めるように接着剤を盛る。
続いて、中がよく見えるように蓋部分にアクリル板をつけていく。
サイズを測って穴を開け、
赤線のところに軽く切り込みを入れた後、温めて90度にまげる。
そこにアクリル板を載せ、グルーガンでとめた。
アクリル板の窓を斜めにして、少しでも見やすくしようという魂胆。
横の三角の隙間を埋めるのに、さっき切り取ったやつを使う。
グルーガンで接着。
隙間があったら埋めて完成。
死の灰を閉じ込めるという目的が達せられれば良いので、接着面が多少汚いのには目を瞑る。
早速両の手を突っ込んでみると、まあ使用には耐えそうだが、腕が痛い。
緑のやつの三角部分が硬くて、腕に刺さるのだ。
フィギュアを作っていて、腕が手首から切り落とされてはかなわぬので、先っぽに布テープを貼る。
とりあえず使用してみて、何か不具合があればまた直していこうと思う。
これで魔人ブゥになる心配をせずに、心置きなくヴァイオレットちゃんを作ることができる。