『三月のライオン』とチェストと心の声

漫画『三月のライオン』の今現在出ている全巻読み返してみた。

 

 

最高すぎる。

 

 

この一言に尽きる。

 

こんなに凄い漫画はそうあるもんじゃあない。

 

心が抉られまくる。

 

何回も読んで、アニメも観てるのに涙が止まらぬ。

 

 

更に、ギャグ的にも面白いときているから、もう非の打ち所がない。

 

 

素晴らしい漫画と言われるものには、ストーリーが良いのはもちろん、キャラクターに血が通っているとか、色々な条件があると思う。

その条件も人によって違うものだ。

 

私的には、ここは敢えて抽象的な物言いをするが、「グッとくる」かどうかだと思う。

 

  • 感動にグッとくる
  • 悲しみ、哀しさにグッとくる
  • やるせなさにグッとくる
  • 楽しさ、愉しさにグッとくる
  • 儚さにグッとくる  

以下多数

 

何でもいい、とにかく「グッとくる」のを望んでいるのだ。

それに加えて重要な点が一つ。

素晴らしい漫画は、大抵ギャグも面白いというもの。

 

例えば『キングダム』なんてのは、あれだけ熱い王道漫画な上に、所々のギャグもかなり面白い。

 

 

そして、『三月のライオン』だ。

この物語の素晴らしさについては、今更私が語るまでもない。

 

私が言いたいのは、ギャグの面白さもかなりのものだということだ。

 

 

これを見てほしい。

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この絵のタッチ。

これだけ見たらいったい何の漫画かと思うことだろう。

 

漫☆画太郎先生の作品かと思ってしまうかもしれぬ。

f:id:guiro16:20180601081338j:image『地獄甲子園』より

 

そして、藤本雷堂 元棋竜は薩摩の男なのでやはり「チェスト」と叫ぶのだ。

 

今、チェストといったらやはりこれ。

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f:id:guiro16:20180602232726j:image『衛府の七忍』より

 

「誤チェストにごわす」

「チェスト種子島」

「チェストはチェストじゃ。チェストん意味 聞くような者は チェスト出来ん」

 

ふざけているのか、本気なのか、ギャグなのか、もはや私にはわからぬ。

が、

藤本雷堂 元棋竜ならきっとわかることだろう。あれだけ「チェスト」してるのだから。

 

 

どうだろう、

あの藤本雷堂 元棋竜が打ち込みをしている絵2つを見ただけで、懐かしの『地獄甲子園』から今話題の『衛府の七忍』まで想いを馳せることができるのだ。

 

この2コマだけでこうなのだから、もし『三月のライオン』全部を熟読すれば、この長い漫画史を全て把握できるかもしれないということになる。

 

 

次に、

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田中さんの心の声だ。

 

心の声は漫画では昔からよく使われる手法だ。

モノローグとして特に少女漫画に多いと思われる。

 

しかし田中さんは心の声のみで、スミスと意思疎通を図っているのだ。

まあ棋士同士なので、ちょっとしたことならアイコンタクトで理解できることもあろうが、田中さんの心の声はそんな次元を超越している。

 

通常、声に出して言ったこととは異なる気持ち、口にするべきではない思いなどが、心の声で表されるものだ。

 

今現在放送中のアニメ『ひそねとまそたん』の主人公は、本来なら心の声として内に秘めておくべきことも口に出してしまう癖があり、それに苦しんでる。

 

それに対して田中さんは、口に出さずとも思ったことが伝わってしまうのだ。

 

そういう能力を表す言葉がある。

 

テレパシー。

 

言ってみれば超能力の範疇だ。

 

大袈裟に言ってはみたが、まあそんなものはフィクションの世界ではままある。

 

アニメや漫画などでは頭の中にダイレクトに語りかけてくるというのはよくある演出だ。

 

『あひるの空』の花園兄弟の兄千秋は、自分の悪口を読み取る能力が有るし、アニメも放送中の『魔法少女サイト』の男の魔法少女(名前は忘れた)はテレパシーを使う、魔法だけど。

 

テレパシーを使う利点としては、離れた所からでも伝えられることや、他に知られたくないことをダイレクトに伝えられるなどだろう。

 

そして先の2枚目の画像だが、これからビールを飲みに行こうとしているところで、田中さんが一緒に行ってもいいかと尋ねる場面だ。

 

この場面で、テレパシーを使う必要がどこにあるだろうか。

 

すぐ隣にいるし、知られたくない人がいるわけでもない。

 

のに、

「オレもいいかい?」とわざわざ心の声で伝える田中さん、素敵すぎる。

 

 

 

 

途中から自分でも何が言いたかったのかを、完全に見失なってしまった感があるが、とにかく『三月のライオン』が大好きで早く続きが読みたいということなのです。