マスクをするときに想うこと

どうやら風邪をひいてしまったようで、喉が痛く、速射砲のように咳が出る。

 

体が怠くなんとなく気持ちが悪い。

 

それでも仕事はしなければならないので、仕方なくマスクをすることにする。

 

何故仕方なくなのかと言えば、通常人は近くに咳の速射砲をぶっ放す奴がいたら気分が悪いだろうと思われるので、それを少しでも緩和するため。

速射砲を好きでぶっ放してるわけじゃないんですよ、

咳によって放出される唾や菌、ウイルスなどは全てこの小さな白い布の中で収まっていますよ、

こんなザマですけど一生懸命気を遣っているんで堪忍してつかあさい、

というアピールだ。

 

 

もうひとつ、単純に私がマスクをするのを好まないということがある。

 

伊達マスクだと思われたくないというのが主な理由だ。

 

もう数年前から日本ではマスク率が異常に高いのだという。

なんせ伊達マスクという言葉ができるほどなのだから。

 

何故誰もかれもがマスクをするようになったのかは知らないが、要は精神的にマスクの中に引きこもっているということなのだろう。

 

誰が何を思ってマスクを装着しようと全然構わないのだが、今回の私のように何らかの疾患によって装着せざる得ない場合と分けて欲しいのだ。

 

みんながみんな例の白い布でできたやつをするからおかしくなるわけで、伊達マスクの人はいっそプロレスのマスクマン的なものを装着するとか、仮面舞踏会的なやつをするとかすればいいのではないか。

 

そのほうがよっぽどパッと見誰だかわからないわけだし、更に色々個性が出て楽しいと思う。

あのマスクはルチャ・リブレだなとか、やる気が凄い人はライガーのように頭だけじゃなく全身スーツを着用したり。

 

なんならグレートカブキやムタのようにフェイスペイントするのもいい。

そして、気に入らない奴に緑の毒霧を吹きかけてやればいいのだ。

ここまで来てしまうと、もはや伊達マスクというよりただのコスプレと言うべきだろうが...

 

 

とは言っても、街中が異形のマスクを装着した人で溢れ返ってしまっても公序良俗的によろしくないということもあるだろうし、誰が誰だかわからなくて困ることもあるだろう。

 

なので、もっと単純に色で分けるのはどうだろう。

病気は今まで通りの白で、それ以外の色付きマスクをしていたらそれは伊達マスクみたいな。

 

そうすれば今回の私のように、「いや〜風邪ひいちゃって、咳がね、速射砲がね」といちいち言わなくても一目瞭然だし、逆に色マスクをしていたら、この人はあまり干渉されたくないのかなと感じられるわけだ。

 

もしくは、形でもいいかもしれない。

伊達メガネにも色々な形があるように、伊達マスクも一種のお洒落アイテムとして使うというわけだ。

 

例えば、男塾の卍丸のマスクなんて結構良いのではないかと思う。

布ではなく金属でできているというのが高級感があるし、よくある顔下半分を覆うのと比べてかなり小さめなところも小洒落てる。

更にあのマスクからは針が出てくるので、万が一の時の護身にもなるので特に女性にはオススメだ。

 

 

さて、

私の場合完全に風邪なので、もちろん白マスクを装着する訳だ。

家の中を探したら二種類の白マスクが出てきた。

 

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どちらを選ぶのか、

 

選択の余地は無く上しかないだろう。

 

もう理由は書かなくてもいいと思うが、下は普通なのに対して、上は卍丸に形が近いのだ。

しかもこの写真で見ると、ロビンマスクやウォーズマンっぽさまで漂っているではないか。

ただ、かなり小さめなので実際に装着すると超人師弟コンビっぽさは消え失せてしまう。

 

やはり卍丸が近い。

鏡をみていると、この微妙な卍丸っぽさをどうにかしたい、もっと近づけたいと思ってくるのだから不思議なものだ。

 

ヘアースタイルをモヒカンにして、その中に刃物を仕込みたい気持ちを必死になだめすかし仕事に向かうことにする。

 

そして会う人皆と、

「あれ、どうしたの、風邪?」

「うん、まあ、風邪なんだけど......卍丸っぽいかなぁと思って」

という会話をするのだろう。