ヴァイオレットちゃんのフィギュアの製作記、前回からの続き。
とりあえず、X-MANの目からビームの人のことは、脳内から消し去って取り掛かることにする。
まずは裸の素体から作っていく訳だが、前回の資料のコピーにあわせてそれぞれの身体の部位をグレースカルピーでこしらえる。
素材は何でもいいけど(何が良いとかまだよくわからない)、スカルピーが余ってたのでそれでいく。
針金などを芯にしてそれに肉付けしていくのが常套手段のようだが、それだと分割する時にその針金が邪魔でイラッとくる。
ので、
アンタークチサイト君の時は石粉粘土の棒を芯にしたのだが、それはそれで足首とか手首とか細い部分は芯の石粉粘土が露出して、まだらになってしまった。
まるでフォスフォフィライトの足がアゲートになった時のように。
結局サーフェイサーを吹いてその後レジンにするのだから、まだら模様だろうが唐草模様だろうがいいのだけれど、石粉粘土とスカルピーの境目にどうしても段ができてしまうので、やっぱりイラッとくる。
結果、今回は芯無しでやってみることに。
芯無しだと、焼くときに自重でポーズが崩れたりするのに気をつけなくてはならないのが面倒ではあるが、まあそれは焼きを入れるときに何かを置いたりするしかあるまい。
バラバラの部位をくっつけて、焼いてバランスを整えてを繰り返す。
曲げた腕などはフニャフニャでどうにもならないので、別で焼いて固めてからリキッドスカルピーを使って接続する。
焼く前の状態で形を出す技術がないので、どうしてもパテでこしらえるみたいに削りが多くなってしまう。
要練習ですな。
ただ、パテでやるよりもヤスリがけは楽なのはとても良い。
アセトンで表面を撫でてやれば、きれいになるので。
胴体を少し短くした時に腰のところについてしまった段差が、ベルトにようになっている。
右の尻が完全に焦げている。
ごめん、ヴァイオレットちゃん。
頭はまだ別で作っている。
ヴァイオレットちゃんは萌え絵みたいのとは違うタッチなので、リアルな感じの顔にちょっとだけ寄せてみる。
けど、
今のところこの顔を見てヴァイオレットちゃんだと答えられる者は、まずいないであろう。
どう見ても地蔵的なものにしか見えない。色とか。
ここからどうやってヴァイオレットちゃんに似せていくか、それが問題だ...
...続く