もう髪型を気にするのはやめにしよう

何を隠そう私は今現在、髪が長い。

 

肩くらいまではあるので、紛れもなく長髪と言えるだろう。

 

 

いったい何故いい歳したオジンが、長髪にしてるのか。

 

ミュージシャンを気取ってるとか、格好いいと思ってでは全然ない。

むしろロン毛のおっさんなんて気持ち悪いと自分でも思う。

 

 

答えは簡単、楽だから。

 

 

おいおいちょっと待て、長髪が楽なわけあるまいと言いたい御仁は沢山いるだろう。

 

だから、理由を述べていきたいと思う。

 

1番大きな利点は、セットが楽。

毎朝毎朝何かしらの整髪料を使って撫で付けてみたり、立たせてみたりしなくて済む。

サッとゴムで結わえればいい。

 

人にはそれぞれに面倒だと思うものがあるものだが、私の場合髪のセットというのがとにかく面倒くさい。

 

手に付いたベタベタした整髪料を洗い流す手間とかが嫌なのだ。

 

そもそも、この髪をセットするという行為自体が気に入らぬのだが、それを言い出すと埒があかないのでまた今度にする。

 

まあ、とにかく私は楽さを求めているのだ。

 

 

ここで、賢明な方々は楽さを求めるなら坊主頭の方がよっぽど良かろう、と思うだろう。

 

わかってます、もちろん。

確かに坊主頭ならセットとか縛るとかないのだから、楽さとしてはほぼトップでしょう。

 

現に今までの人生の中で、私が坊主頭で過ごした日々は10年を数えます。

 

しかし、坊主頭というのはすぐに伸びるので、そこそこ頻繁にバリカンで刈らなければなりません。

 

私の場合それが面倒くさい。

 

そして、これは一般的には当てはまらない私個人の問題として、私の髪の毛はかなりの剛毛天然パーマなのです。

 

陰毛が場所を間違えて生えてきたんじゃないかと思うほどの。

 

そんな事を言うと、

「頭と股間の区別くらいつくわ!」

と陰毛に怒られるやもしれないけど。

 

そして更に陰毛は言うでしょう。

「もし、貴様のイチモツが頭くらいのデカさなら間違えたと言われても我慢してやらなくもないが、実際はどうだ⁉︎」

 

対して、私は言う。

「おっしゃる通りでございます。私のものはそんな立派ではありません。失礼なことを言ってすいませんでした」

「しかし言わせてもらいますと、頭と同じ大きさのチンコなんて、それはもはやチンコであってチンコではないと言えるのではないですか」

 

閑話休題。

 

 

剛毛天然パーマというのは本当に手強いのだ。

放っておけば、アフロ田中のようになるのならまだしも、実際そんな人そうはいない。

どんな髪型にしようとも、そういう風にしようとしてる天然パーマの人にしかならないのだ。

 

今まで髪型に関しては、それこそありとあらゆるものにチャレンジしてきた。

 

普通の分けたスタイルから、ツーブロック、アフロ、ドレッドヘアー、金髪、銀髪、ストレートパーマをかけたことも。

完全なるスキンヘッドはないが、五厘まではやってみた。

 

どれもこれも一長一短、ストレートパーマなんてすぐに取れて元に戻るし、ドレッドとか洗えないし、五厘の時などオウム真理教の人だと思われたり(この時期水色のマウンテンパーカがお気に入りで、いつも着ていた)、あまりいいことがない。

 

 

結果たどり着いたのが、現在の侍スタイルなのだ。

 

 

ただ、侍スタイルには髪を洗うのが物凄く大変という、唯一にして最大の欠点がある。

 

風呂中が抜け毛だらけになり、剛毛天然パーマの縮れ毛が身体にまとわりつくのだ。

 

私の心のコンディションが良好な時は、ロックオンストラトスを気取って「狙い撃つぜ!」とシャワーで流すのでまだ良い。

 

が、

問題はコンディションが悪い時なのだ。

中々取れない縮れ毛の剛毛に苛立ち、対武蔵丸戦の、貴ノ花を思わせる鬼の形相で抜け毛を必死に流しまくる。

 

やっとの思いで縮れ毛を殲滅し、身体を洗おうとした時にシャワーを持っていた右手に残党を発見する。

 

そうなると、もうとても正気を保つことが出来ず、半狂乱となって「死ね!」と叫びながらシャワーヘッドを振り回すのだ。

 

そのせいで入浴時間が異常に長くなり、何しろ長時間裸で髪の毛と戦っているのだから、風邪をひいて寝込んだりすることになる。

 

 

こんなでも長髪の方が楽だと私は言い張っているわけだが、いつ衝動的にバリカンを持ち出すかわかったもんじゃないとは思う。

 

そうしたらそうしたで、あれこれ難癖をつけることだろう。

 

そうして、ヘアスタイルとの戦いは永遠に続いていく...